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ソウルで建国50周年式典
金大中大統領、「第2の建国」を強調

国政改革へ6課題を提示


国難克服と民族の再飛躍を強調した金大統領

 五十三回目の光復節を迎えた十五日、大韓民国五十周年慶祝式がソウル世宗文化会館で開催された。

 各界代表をはじめ国内外から七千余人が参加した式典は金鍾泌総理の開式宣言、国民儀礼で始まり、金正吉行政自治部長官による「大韓民国五十年の経過報告」、駐韓外交使節団の祝辞の順で進行した。

 金大中大統領は慶祝辞に先立ち、水害で亡くなった被害者たちの冥福を祈ると共に被災者たちに慰労の言葉を述べ「政府による福祉支援の最善を尽くしたい」と約束した。

 また、慶祝辞では国難克服と民族の再飛躍のために「第二の建国」にまい進しようと提唱した。

 「第二の建国」の趣旨は、二十一世紀型の先進民主主義を早期に実現ようというもので、骨子は次の六項目となっている。

 (1)国民参加による民主主義の実現(2)市場経済の完成(3)世界主義の実現(4)知識基盤国家の建設(5)新労使文化の創出(6)北韓との経済・文化交流の促進―などで国民の賛同を強く求めた。

(1998.8.19 民団新聞)



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