民団新聞 MINDAN
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大韓民国樹立50年・第53周年光復節
地方参政権獲得に総力を

各地民団で記念式典 信組強化、本国支援も決議
本国水害支援へ義援金募金も


中野サンプラザで開かれた
第53周年光復節中央大会


 韓国政府の建国五十周年と第五十三周年光復節を迎え、民団は各地で慶祝式典を開催、本国に対する経済支援、民族金融機関の強化、地方参政権獲得に全力をあげて取り組むことなどをうたった決議文を採択した。また、ソウル市を中心とする首都圏を五日夜から六日朝にかけて襲った集中豪雨による水害被災に対して、各地で自主的に義援金募金が行われた。

 民団東京本部(夫昇培団長)が主管して十五日、中野サンプラザホールで開かれた中央大会には、都内全域から三千人の同胞が参加した。

 夫団長の開会辞に続いて、金セキ圭駐日大使が「第二の建国」を呼び掛ける金大中大統領の慶祝辞(別掲)を代読。続いて辛容祥・民団中央本部団長は、本国への外貨送金・預金の継続、在日韓国系信用組合の一本化、地方参政権の獲得の三点について、決意をあらたに取り組もうと呼び掛けた。

 この日の式典には日本の政界からも自民党をはじめとする各党の代表が駆け付け、祝辞を述べた。この日参席したのは越智通雄(自民党)、中野寛成(民主党)、浜四津敏子(公明)、上田勇(新党平和)、清水澄子(社民党)の各議員たち。このうち、中野・民主党副代表は特に地方参政権付与問題に触れ、議員立法として法案化したいとの意志表明をして注目された。

 最後に、金昭夫民団東京本部副団長が五項目の決議文を朗読、会場の拍手で採択された。なお、席上、組織有功者表彰が行われ、ハイ漢宇民団目黒支部団長ら五十人に金大使からの表彰状、また、民団葛飾支部の朴海玉前団長ら七人には夫団長からの感謝牌がそれぞれ贈られた。

 このあと、韓国のトップ歌手・李美子を中心とする芸能公演、景品抽選会も行われた。

(98.8.19 民団新聞)



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