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関東大震災75周年 無念の犠牲者を追悼

民団中央会館などで追悼式



民団中央会館で行われた
関東大震災犠牲同胞追悼式

 関東大震災時に流言・ひ語によって虐殺された多くの同胞の霊を慰めるための追悼式が一日、民団中央会館はじめ関東周辺の虐殺地で営まれた。中央会館で行われた追悼式(民団東京本部主催)には夫昇培団長はじめ幹部、地元同胞ら二百余人が参加し、七十五年前の震災時に犠牲となった同胞を追悼した。

 震災の起きた午前十一時五十八分を期して参加者全員が犠牲者に対して黙とうを捧げた。夫団長は追念辞を通じて、当時の朝鮮人を対象とした虐殺の状況を振り返りながら、先烈の愛国精神を受けついで在日同胞社会の和合と統一を成し遂げ、祖国の統一と繁栄のために全力を尽くすことを訴えた。また、犠牲となった同胞らに心から哀悼の念を表明した。

 民団中央本部の辛容祥団長が代表焼香し、続いて参加者全員が焼香しながら冥福を祈った。このほか、虐殺が行われた関東の各地でも、地元民団関係者が虐殺現場や慰霊碑前に出向いて追悼式を行い、無念のうちに亡くなった同胞犠牲者の霊を慰めた。

(1998.9.2 民団新聞)



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