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金大統領訪日を挙団的に歓迎

民団が「歓迎委員会」構成



金大中大統領の訪日へ「歓迎委員会」を構成し
大々的に歓迎ムードを高めることなどを確認した、
民団中央執行委員会

 民団中央本部(辛容祥団長)の第十回執行委員会が八月二十七日に行われ、これまでの活動状況の報告、総括と今後の活動予定をはじめ、十月七日から十日までの三泊四日間に内定した金大中大統領の日本公式訪問に対する歓迎体制、韓日で共催する二〇〇二年ワールドカップ(W杯)の後援事業など当面事業・活動について協議した。

 報告の中では、韓国政府樹立五十周年の祝賀行事が全国の民団で大々的に開催されたことや、本国の水害に対する一億ウオンの緊急義援金募集について、各地方や傘下団体などで積極的な動きがあったことが述べられた。

 当面活動の協議ではとくに、十月七日から四日間の日程で金大中大統領の公式訪日が内定したことに伴い、歓迎体制を組むことを決めた。

 このため民団では、「在日同胞歓迎委員会」を構成し、公式訪問中に訪れることが内定した東京と大阪で歓迎レセプションパーティ(懇談会)を開催することなどを申し合わせた。

 また、金大統領の歴史的訪日を歓迎するムードを高め、本国との紐帯強化を図るためにも事前に関係省庁や公館などと協議を重ねることも確認した。会議ではまた、民団が関係各処に提出した「在外国民基本法の制定に関する要望書」の報告と、在日同胞に大きな影響を及ぼす可能性のある、韓国法務部がこのほど発表した「在外同胞の法的地位に関する特例法案」についての意見交換を行った。

 会議ではこのほか、韓日が共催するサッカーの二〇〇二年W杯の成功にむけて支援・後援する、「在日同胞後援会」を年内にも構成することを確認した。ただ、後援活動内容については(1)募金活動(2)ボランティア活動などの意見が出されたが、今後、さらに協議を重ね、より効果的で有意義な運動にしていくことで意見の一致を見た。

(1998.9.2 民団新聞)



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