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多文化共生社会実現へ

西宮市が基本方針策定



 【兵庫】西宮市は外国人住民との共生社会を目指してこのほど、市独自の「外国人市民施策基本方針」を策定した。「外国人市民」をめぐる問題を中心に市が今後、取り組むべき課題について整理し、その方向性を示している。

 基本方針の目標は(1)外国人市民の人権の尊重(2)多文化共生の理解促進(3)外国人にとって暮らしやすい環境づくり―の三点。

 外国人市民の人権尊重を目指しては、学校教育、社会教育を通じてこれまで以上に人権啓発活動の推進に努めることにしている。また、多文化共生教育の理解促進のため、外国人住民の自主的な文化活動を支援していく。さらに、入居差別の解消や、労働環境の改善で外国人が住民として暮らしやすい環境をつくっていきたい考えだ。

 西宮市在住の外国人住民は現在、六千七百人を数える。国籍別には韓国・朝鮮籍が約五千人と最も多く、続いて中国の七百人、米国人の三百人の順となっている。

(1998.9.2 民団新聞)



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