民団新聞 MINDAN
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生きがいある老後をソウルで

21日にシルバータワーオープン
在日同胞を無料招待



病院、保養ホーム、ヘルスケアセンターを併設した
シルバー・タワー完成予想図

 韓国でも最先端の医療施設を備えた高齢者介護施設「ソウル・シルバー・タワー」が 21日、ソウル市の中心部にオープンすることになった。オープンに先立って在日同胞の無料体験入居者を募っている。

 この介護施設は、市内中区新堂三洞で松都病院を経営する李宗均氏が二百五十億ウオンを投資、病院に隣接する敷地内に建設していたもの。韓国の有料老人ホームは住宅街から離れた場所にポツンと建てるのが普通だっただけに、立地条件は最高といえる。しかも、保養ホームとヘルスケアセンターも併設し「生きがいのある老後」をコンセプトに掲げたのが目新しい。

 体験入所は 11日から15日までの4泊5日間。期間中は一人用のAタイプ(15平方メートル)の部屋を食事サービスつきで実際に利用できる。さらに、市内観光、ショッピングなどの日程も組まれている。募集人員は先着15人。ソウルまでの往復旅費は自己負担。

 李院長は「在日韓国人社会でも大家族生活から核家族化が進み、子供たちとも離れがちになり、孤独で不安定な生活をおくっている人が多いと聞く。海外で苦労したからには、母国で第二の人生をおくってみたらどうでしょう」と在日同胞にPRしている。

 希望者は同東京連絡事務所で申し込みを受け付けている。電話03(5976)3831、FAX03(3943)4402まで。

(1998.9.2 民団新聞)



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