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国立国楽院が来日公演

金大中大統領訪日を記念し、東京・大阪・京都の3都市で



金大中大統領の訪日を記念し
東京・大阪・京都で無料公演が行われる
韓国国立国楽院

 今秋の金大中大統領公式日本訪問を記念して韓国国立国楽院の来日公演「太古の響き、自然の調べ」が、九月二十七日の東京を皮切りに、京都、大阪の三都市で開催される。

 今回の来日公演は、韓国音楽の歴史の中でもっとも高水準の国楽や舞踊を日本に紹介し、善隣友好の関係を深めてもらおうとするもの。韓国伝統芸術の中でも宮中で行われていた音楽や舞踊が披露される同公演は、宮中宴会で奏でられた曲や行進曲として用いられた管楽曲をはじめ、平調会相、編楽などが演奏される。

 舞踊でも仮面をかぶって踊る「処容舞」の宮中舞、鶴舞、蓮花の舞が一つに演出された「鶴舞と蓮花台舞」、大宴会時に舞われた「船遊楽」が披露される。特に今回の舞踊では音楽とともに舞の内容を説明する歌詞が付き、楽・歌・舞が一体となった独特の雰囲気を醸し出す。

 また、九〇年に慮泰愚元大統領が訪問した際、国立国楽院と日本の宮内庁式部職楽部との雅楽の交流演奏会は、音楽史上初めての試みとして話題になった。国楽院は、韓国政府・文化観光部に所属し、約千六百年の歴史を誇る民俗芸術を継承していくために四十七年前、開院された。

 国楽院に名称を変えて現在に至たり、韓国の伝統音楽と舞踊の保存研究、普及活動を内外に紹介する一方、文化交流にも力を入れている。  公演日程は次のとおり。

▼東京公演=二十七日、国立劇場・大劇場にて午後五時開演。▼京都公演=二十九日、京都コンサートホールにて午後七時開演。▼大阪公演=三十日、大阪IMPホールにて。

 詳しい問い合わせは東京公演=韓国文化院03(5476)4971。京都、大阪公演=駐大阪韓国総領事館06(451)6263まで。

(1998.9.16 民団新聞)



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