民団新聞 MINDAN
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10月マダン、今年は18地方で

同胞の絆深める企画満載
地域住民との共生にも一役



 チャンチ、民族舞踊など様々な民族文化を楽しみながら一世から四世までの在日同胞の親睦を図る「十月マダン」が今年も十八地方で開催される。民族伝統のステージを見せるところや体育祭で汗を流すなど各地方に合ったマダンが企画されている。

 今年、十月マダンを実施するのは十八地方二十一カ所(表参照)。関東では神奈川が例年通り三ツ池公園のコリア庭園を利用する。特に今年は華僑総会の協力も得て韓・中・日の伝統芸能や飲食屋台が並ぶ。

 千葉県では二〇〇二年W杯韓日共催を盛り上げるため、地域住民も交えた友好の集いが計画されている。

 地域の歳時記を利用するのは山形県。有名な「芋煮会」を市内で開催しようと前日から場所取りに励むという。地域社会に在日韓国人を理解してもらおうというのは愛知県の試み。伝統芸能、オークションなど多彩な企画を用意している。

 創団五十周年企画の一環として三重では四日市ドームを貸し切り、県下団員千人参加の下、大運動会を計画している。農楽には県下の小学校でサムルノリを習う日本人児童も参加し、交流を図る。この他、地域の祭りに参加する形を取るのは広島と愛媛、石川。地域住民としての在日韓国人をアピールする。

 十一月初旬まで順次開催されるが、各地で同胞同士の交流ばかりでなく日本市民との相互理解を深めるマダン(広場)になりそうだ。

(98.9.30 民団新聞)



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