民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
四天王寺ワッソ
古代韓日交流を雅やかに再現

48万人の観衆を魅了



古代韓日の交流を再現し、48万人の観衆を魅了した
四天王寺ワッソのフィナーレ

 【大阪】東アジアの交流拠点として「なにわの津」と呼ばれた古代大阪と韓半島などとの交流を現代に再現する「四天王寺ワッソ」が三日、聖徳太子が建立した四天王寺周辺で行われ、沿道の四十八万人の市民の目を楽しませた。

 四天王寺境内を日本に見立て、韓半島を経由して日本に渡ってきた様々な国や人物を古式ゆかしく再現された。

 武内宿禰(たけのうちのすくね)ら歴史上の人物が出迎える中、大船だんじりに乗って加耶、百済、高句麗、新羅から李氏朝鮮、そして朝鮮通信使まで、それぞれ日本の文化発展に貢献した様がきらびやかに表現された。日本に漢字と論語を伝えた王仁博士や新羅からきた女神、阿加留比売(あかるひめ)らが次々と四天王寺入りするなど、韓日の深くて長い関係が多くの市民に知らされた。

 当日は「新しい韓日パートナーシップの成果を挙げるためにも民間交流の模範的な祭り」であるとする金大中大統領のメッセージも託された。当日は金セキ圭駐日大使はじめ民団中央本部の辛容祥団長、大阪府本部の洪性仁団長ら多数が参席する中、李煕健実行委員長(関西興銀会長)が「韓日両国の友好親善のために」と高らかに開会宣言した。

(1998.11.11 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ