| 同胞や日本市民らの共生の学びの場となる コリアン・アカデミーの開講式 |
韓国語や韓国の歴史、文化・教養などを体系的に学ぶ「東京コリアンアカデミー」の第二期開講式が二十一日、東京韓国学校で行われ、十四日に一足早く開講した韓国語に続いて、この日は「韓国史」と「文化・教養」の二講座が開講した。首都圏の同胞や日本市民ら約七十人が受講申請した。
午後五時半から行われた開講式で、民団東京本部の夫昇培団長は「同胞や日本市民の学ぶ熱意に感動している。韓日の理解を深めていくためにもこの場が共生教育になってほしい」と述べた。
講師陣を代表して韓国史を担当する李進煕・和光大学教授が、「私自身まだまだ見ぬ歴史が多くある。ロマンと激動の歴史を皆さんとともに楽しく見つめ直してみたい」と述べた。
受講生はさっそく各教室で第一回目の歴史講座「東夷の世界と文化」(李進煕教授)、文化・教養講座「植民地時代の在日の文化活動」(安宇植桜美林大教授)を受けた。
来年二月二十日までの毎週土曜日、全十回の講座が行われるが、「韓国史講座」は古代から新羅までが解説される。
「文化・教養講座」も全十回で解放後の南北韓文学、在日同胞の歩み、在日女性の歩み―などが予定されている。
同講座は単発受講も可能で、一講座二千円。事前に申し込みが必要。問い合わせは03(3454)4711、民団東京本部文教部または、03(3454)4615、民団中央本部文教局へ。
(1998.11.25 民団新聞)
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