民団新聞 MINDAN
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正念場迎える、地方参政権

気運さらに高めよう
民団が各政党に法制化要請



竹下登・日韓議員連盟会長を訪れ
地方参政権の実現を要請する辛容祥・民団中央本部団長ら

 民団中央本部の辛容祥団長は、十一日から十四日にかけて日本の各政党と友好団体を表敬訪問し、新年のあいさつを交わすとともに八日、東京「八芳園」で盛大に開催された新年会への参席に対する謝意を伝え、今年正念場を迎える地方参政権の法制化実現へ向けた、一層の支援協力を要請した。訪問には辛団長のほか、金宰淑、呂健二の両副団長と徐元テツ国際局長らが同席。地方参政権獲得運動とあわせて、昨秋の金大中大統領訪日時の「韓日共同宣言」をふまえ、二十一世紀を視座においた新時代の韓日パートナーシップ構築への決意を確認しあった。


■日韓議員連盟

 十四日、日韓議員連盟事務所に竹下登会長を訪問。十三日には越智通雄常任幹事(自民)を訪問。辛団長は、昨年の地方参政権運動の経過にふれ「昨年九月の議連合同総会での共同声明を経て、法制化への動きが進展し、その後の大きなうねりにつながった」と、日韓議連の活動に対し、改めて評価、謝意を表した。

 また、二〇〇二年W杯後援事業に関しても、寄付金免税措置、記念硬貨、韓日間トンネル構想などの意見交換が行われた。


公明党本部を訪れ、神崎代表らと懇談した
辛容祥民団中央本部団長ら

■公明党

 十一日、公明党本部を訪ね、神崎武法代表、浜四津敏子代表代行、草川昭三副代表らと面談した。辛団長は永住外国人にも支給されることになった、「地域振興券」で、政府側に強い働きかけをした公明党の実行力に対し高く評価し、謝意を述べた。

 神崎代表は「今後ともやるべきことは何でもやる」と力強くこたえた。地方参政権についても浜四津氏が「気運が盛り上がっている。格好の機会だと思う」とその意気込みを語った。


■社会民主党

 十二日、党本部を訪れ、土井たか子党首、田英夫広報委員長らと懇談した。土井党首は、金大統領訪日時の国会演説について「内容が実に感動的であった。日韓両国民が希望を持てる歴史的な演説だ」と高く評価。地方参政権運動についても「統一地方選挙のある今年、大きなチャンスを迎えるのでは」とその展望を述べた。



社民党本部を訪れ、土井たか子党首、田英夫氏らに
地方参政権の法制化協力を要請した

(1999.01.20 民団新聞)



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