民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
3月5日から母国春季学校

今年は雪岳山もコースに
入校生の募集スタート



民俗村で韓国の伝統とふれる
春季学校に参加した在日同胞大学生

 日本の大学・大学院に通う在日同胞に祖国を体験してもらうための母国春季学校が三月五日から十四日までソウルでの学習を中心に慶州など各地をめぐりながら開催される。

 春季学校は、在日同胞子弟に韓国の現状を知ってもらい、在日同胞としてのアイデンティティを育んでもらうために開設され、今年が二十一回目の母国訪問となる。

 期間中、国語や歴史などの授業が行われる。また、慶州の文化史跡や製鉄所など産業発展相にも触れる。特に今年は雪岳山まで足を延ばす計画だ。九泊十日の訪問を通じて、ともすれば日本社会の中で埋没しがちになる自己を、同じ境遇におかれた同世代の仲間とともに将来の生き方を語り合う。

 また、春季学校参加者の中から母国に修学する同胞生徒が多いために、期間中に本国の大学を訪問する企画もある。

 例年、全国で百人以上が参加し、帰日後も各地に多くの仲間が出来たと喜ぶ声も多い。申し込みは民団各地方本部へ。締め切りは二月十五日となっている。

(1999.01.27 民団新聞)



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