■日本映画ペンクラブ・ノンシアトリカル１位
在日同胞の戦後五十年史を描いた記録映画「在日」が、映画界から高く評価されている。
日本映画ペンクラブのノン・シアトリカル部門では、九八年度のベストワンで見事一位に輝き、二十七日の午後六時半から岩波シネサロンで賞状の贈呈式が行われる。また、キネマ旬報の文化映画部門のベストテンでは、二位に入選した。このほか、九九朝日ベストテン映画祭の入賞と五月二十九、三十日に大分で開かれるゆふいん映画祭の招待作品にも選ばれた（上映は三十日の午後二時から）。
■キネマ旬報文化部門２位
■朝日ベスト１０映画祭でも入賞
数々の受賞について、呉徳洙映画監督は、「昨年十二月の中野武蔵野ホールでの上映が、当日券を求めて行列ができるほど好評を博した」と喜び、「それが評価されたのでは」と言葉少なに語った。
「在日」の今後の上映は、二月五日に益田市の石西県民文化会館で十二時半と十七時半の二回、問い合わせは０８５６（２７）０２８９。二月六日には宝塚市のソリオホールで十四時から。問い合わせは０７９７（７３）１４６５。二月九日は奈良県のかしはら万葉ホールで十三時。問い合わせは０７４２（６２）５５５５となっている。
（1999.01.27 民団新聞）
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