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尹東柱義士の業績を偲ぶ

同志社大・コリアクラブ会員ら



詩碑に献花する参列者

 【京都】思想犯として日帝に捕らえられ、解放前の四五年二月に福岡刑務所で獄死した詩人の尹東柱氏を偲ぶ会が十四日、同志社大学の在日同胞卒業生で構成される交友会コリアクラブ(李愚京会長・民団京都府本部団長)会員らによって執り行われた。

 同志社大今出川キャンパス内の尹東柱詩碑前に集まった会員ら二十余人は、在りし日の尹氏を偲んで、詩「流れる町」を朗読した後、献花した。同集会には、尹東柱文学賞を受賞し、客員教授として京都大学で教鞭をとる呉養鎬・仁川大教授も参席し、尹氏の業績を偲んだ。

 同志社大は、尹氏の詩が同胞ばかりでなく民族を超えて人々の心を打ったことから、九二年に詩碑を建立して追悼した。毎年、命日にはコリアクラブによって偲ぶ会が開かれてきた。

(1999.02.17 民団新聞)



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