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◆放送センターは韓日に設置

 2002W杯でFIFA広報部

 訪韓中の国際サッカー連盟(FIFA)のクーパー広報部長は八日、ソウル市内で記者会見し、サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)の中継拠点となる国際放送センターを「韓日両国にそれぞれ設置する」と述べた。

 国際放送センターの設置については、費用などの面からどちらか一方の開催国に設置されるとの観測が流れていたが、クーパー広報部長は「放送技術の進歩に伴い、むしろ二カ所に設置するのが妥当」との見解を示し、韓国側の候補地として、ソウル市内の韓国総合展示場(KOEX)が有力となっていると明らかにした。


◆2000年問題の安全性アピール

 コンピューターのいわゆる2000年問題をめぐる航空機利用客の不安を解消するため、同国建設交通省の幹部が、2000年1月1日に運航される民間航空会社の航空機に搭乗、安全性をアピールすることになった。


◆韓日ロッテがキャンプ地で交流試合

 プロ野球の韓日のロッテが2月下旬、キャンプ地の鹿児島で交流試合を行う。両チームのオーナーが同じで、兄弟チームの間柄だが、春季キャンプ中の練習試合はこれまで1度もなかった。初の試みについて、千葉ロッテの石井良一球団本部長は「親善試合という位置付けで、交流を深めたい」と語った。

 昨年、ともに最下位に終わった両チームは1日、そろってキャンプをスタート。千葉ロッテは鹿児島市の鴨池球場で、韓国のロッテ・ジャイアンツは鹿児島県姶良町で練習を積んでいる。

 韓国ロッテが日本でキャンプを行うのは1993年以来で、今回が4度目。93年以降はオーストラリアでもキャンプを張ったが、「韓国と気温が違い過ぎて、シーズンに向けてコンディションを調整するのが難しかった」(韓国ロッテ・李団長)との理由で日本へ戻ってきた。

 韓国ロッテは練習が休みの日には、千葉ロッテの練習を細かくチェック。李団長は「韓国のプロ野球はパワーに頼り過ぎ。日本のプロ野球には長い歴史で培われた技術がある。走塁、インサイドワークなど細かい戦術を学びたい」と話す。交流試合は、20日(湯之元球場)と25日(鴨池球場)がロッテ二軍―韓国ロッテ、22日(姶良町球場)には韓国ロッテとロッテ一軍が対戦する。

(1999.02.17 民団新聞)



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