民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
念願の「自前会館」実現

在日科学技術人の殿堂に



自前の科技協会館で
テープカットを行う関係者ら

 在日韓国科学技術者協会(高基秀会長=高電社社長)の会館購入祝賀会が二十二日に東京で行われ、民団中央本部の金宰淑、金容雨両副団長をはじめ、駐日韓国大使館の李先鎭総領事らがお祝いにかけつけた。

 新会館前でテープカットを行った高会長は、「協会創立以来、十五年間の念願がかない、自前の会館を持つことができた。感無量だ」と述べながら、在日同胞の科学技術者を網羅し、在日同胞社会の発展に寄与したいとの決意を新たにした。

 晴天に恵まれた日に新しいスタートを果たした高会長らは、場所をホテルに移してレセプションパーティに臨み、物心両面の協力を仰いだ各界各層の来賓に謝意を表した。

 新会館は〒105―0013 東京都港区浜松町1―25―10、KOSEA会館で、鉄筋コンクリート造りの五階建て。床面積は六八・八二平方メートル。JR「浜松町」、都営浅草線「大門」の両駅から徒歩二分と、交通の便もいい。新会館への移転は一年以内を目途にしており、それまでは新宿の事務局(03―3358―9040)を活用する。

 同協会では、高会長が世界初の韓国語ワープロを発表するなど、コンピュータの世界で韓国語を生かす技術を開発し続けた実績を評価され、今年三月に韓国KBSの海外同胞賞(産業技術部門)を受賞することになったほか、玄光男副会長(足利工業大学教授)が、産業工学の生産システム設計で、昨年十一月に第四回情報文化学会賞(学会賞)を受賞するなど、めざましい活躍を見せている。

(1999.02.24 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ