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在日3世舞踊家・白香珠さん

4月10日に東京で特別公演



ソウル公演を成功させた白香珠さん

 昨年六月、ソウルの国立国楽院芸楽堂大劇場で開いた初の韓国公演を大成功させた在日三世の舞踊家、白香珠さんが四月十日(土)に東京で特別舞踊公演を行う。「舞台と観客を一つの呼吸に持っていく。それが舞台人」と言う香珠さんの今回の公演は、韓国国立国楽院民俗演奏団を初めてゲストに招き、僧舞、五面太鼓舞などの古典と創作舞踊の八演目を舞い踊る。

 「舞踊にかける在日同胞の精神世界を観てほしい。多くの人に在日を生きる希望を与えたい」と語る舞台は、ホワイト・ダンス・プロジェクトを主宰するアボジの白洪天氏が演出する。

 会場は新国立劇場中劇場(京王新線「初台」下車一分)で、開演は午後七時(開場同六時)から。チケットはS席八千円、A席六千円、B席四千円で、すでに特等席は完売するほど前評判が高い。

 東京公演に先立ち、十日から十九日までソウル、釜山、清州、水原、大邱の五都市で韓国アンコール公演を行う。在日同胞だからこそ北も南も吸収し、舞踊があったからプラス思考を持つことができたと言う在日の「天上之舞姫」は、「南北の壁を乗り越え、芸術が人々を結びつける大きな役割を果たす」と意気込む。

 そのほか、五月八日の前橋市民文化会館大ホール、六月十二日の大阪メルパルクホールの公演は、いずれも午後七時開演で、チケットも好評発売中。

 問い合わせは同プロジェクト、電話03(3893)3735へ。

(1999.03.17 民団新聞)



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