| 故郷へのおみやげを手に出発する同胞 |
■肉親との再会に胸はずませ
解放後、朝鮮総連傘下組織に加入し、故郷を訪れることができない同胞を対象にした寒食母国訪問団の一行二百四人が二十三、二十四の両日、全国の空港から故郷に向けて出発した。
二十七日までに産業視察など発展した韓国を見学する三泊四日の公式日程を終えてそれぞれが懐かしい故郷を訪問した。
東京からは「母と一緒に祖母の墓参りに行ってきます」という女性や、「きれいなチマ・チョゴリを買ってきます」という姉妹も参加した。姉妹は前回参加したアボジに参加を勧められたという。
一行を見送りに駆けつけた民団東京本部の許孟道副団長は「肉親に会いたいのは人間として当然のこと。ゆっくりと故郷を訪れて下さい」と激励した。
(1999.03.31 民団新聞)
|