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◆空港免税店の宝石類が人気

 韓国観光公社が運営する空港免税店で紫水晶などのジュエリー類の98年売り上げが30%増加した。中でも紫水晶は日本人をはじめとする外国人観光客の人気を集め、98年売上高の53%を占めた。韓国産の紫水晶は原石の質やカッティング技術は正解最高水準。指輪やイヤリング、ネックレスなど様々なアイテムに加工され、US30〜2,500ドルの商品が販売されている。観光客には100ドル台の商品が好まれているという。また3月1日から観光公社が運営する空港免税店の名称が「Welbome to Korea Airport Duty Free Shop」に変わった。


◆王の婚礼、華麗に再現

 133年前に行われた朝鮮王の伝統結婚式「嘉礼」が4月24日(土)の14時から約1時間にわたって再現される。 伝統的な韓国王家の住宅である雲ケン宮で行われる嘉礼は、朝鮮王朝最後から2番目の高宗と明星皇后の求婚からはじまる6つの儀式を順を追って再現する。外国人観光客向けに英語での説明も聞あり、ビデオ、写真撮影も自由。

 明星皇后(閔妃)は1895年、日本によって景福宮で殺害された。また雲ケン宮は、朝鮮時代は現在の5倍以上の規模を誇り、高宗が12歳で王位に就くまで生活した場所。地下鉄3号線「安国」駅下車徒歩5分。問い合わせはソウル市文化財課(82−2−3707−9431)


◆伝統茶店「壽硯山房」公開

6・25動乱中、北韓にわたったある小説家が30年代中頃に執筆活動をしていた壽硯山房が伝統茶店として一般公開され、韓国伝統家屋の良さに人気が集まっている。山房は、作家の故郷・江原道鉄原の韓屋の資材を取り寄せ、規模を縮小して建てられた家屋で、伝統形式が保たれていることからソウル市地方民俗資料第11号に指定されている。醤油や味噌の貯蔵瓶を置いた高台、伝統的な垣根、大門など韓国情緒にあふれている。

 現在は茶店として運営されており、昼間は伝統茶、夜は伝統酒や酒肴が楽しめる。地下鉄4号線「漢城大」駅下車タクシーで約5分。問い合わせは82−2−765−3832。


◆珍島の海割れ、今年は2度起きる

 「韓国版モーゼの奇跡」「神秘の海岸道路」として知られる、珍島の海割れが今年は4月と5月の二度起きる。海割れが起きるのは4月16日〜18日の3日間と、5月15日〜17日の3日間。この期間に合わせて、4月には珍島祝祭を、5月には第2回南の島民謡全国大会と「神秘の海岸道路祝祭」を開催する。

 珍島祝祭は日本人観光客をはじめ、内外から30余万人が訪れるビッグイベントで、韓国6大文化観光祝祭のひとつだ。第2回南の島民謡大会では「珍島アリラン」と「カンガンスルレ」など多彩な文化公演をはじめ船舶パレード、水上スキ―、珍島犬のショー、食祭りなど多彩なイベントが行われる。

(1999.03.31 民団新聞)



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