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新会長に夫順末氏・婦人会中央大会



夫昇末・婦人会中央会長

■全国研修復活へ

 在日韓国婦人会の第十一回中央委員会と第二十期定期中央大会が四月二十六、二十七日の両日に開かれ、夫順末執行部が新たに出帆した。

 任期満了に伴う役員改選では、現職の金定子会長と夫順末前東京本部会長の選挙戦の末、百五十四票対百三十四票の得票差で夫新会長が選出された。監査には鄭春子、河京希、張瑛子の三氏が決まった。夫会長は「婦人会は会員の皆さんが集まる一つの家族。互いに協助しながら婦人会運動を推進しよう」と和合を強調した。

 二十六日に開かれた中央委員会では、昨年の創立五十周年事業を高く評価した。大会には民団中央本部の辛容祥団長ら三機関長と駐日韓国大使館の李先鎮総領事らが参席。それぞれ「同胞社会の中核の役割を担う」と激励した。

 新年度方針では昨年創立五十周年事業の準備で中断されていた全国大研修会を二年ぶりに復活させた。婦人会の活動の中でも重要な位置を占める同研修会は、九六、九七年にかけて全国七地域で約五千人をコンスタントに集めている。幹部の知識水準を高めるだけでなく、地方参政権獲得運動の決起大会や要望活動の「実践の場」としても定着している。

 本国関連の行事では、韓国女性開発院の後援で各政党に地方参政権の要望書を伝達した。また、総連系同胞との和合促進運動や統廃合が進む民族金融機関を支援するための預金増加事業も新年度方針に盛られた。

(1999.05.05 民団新聞)



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