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母国で同胞青年の交流

青年故郷訪問団、今年は7月に



今年の青年故郷訪問団は
7月に開催される

■同世代で“ソウルウォーカー”

 同胞や民族とのふれあいが極めて少ない全国の在日二・三世青年が母国で一堂に会し、交流を深めようと「青年故郷訪問団」(青訪団)が今年も七月に三泊四日の日程で開催される。八七年にスタートして以来、今年で満十二年を迎えた。これまで、延べ参加者数は約四千人。今年も全国から二百人を募集する。

 今年の青年故郷訪問団は七月二日に全国の空港からソウルに向け出発。三泊四日の日程中、母国の地を観光するとともに、パーティやオリエンテーリングなどで母国と民族と仲間とふれあう。

 初日、ソウルに到着後、開会式につづいてウェルカムパーティで緊張をほぐす。二日目は青訪団の目玉でもあるオリエンテーリングに挑戦する。これはグループ別に分かれ、市内地図を片手に明洞、南大門市場、ロッテ免税店などのチェックポイントを通過し、バスや地下鉄などを活用して目的地に向かう。

 三日目は、独立記念館、民俗村を訪れた後、最後の夜はフェアウェルパーティで交流を深める。

 青訪団は一九七〇年代に植樹や労働奉仕などを目的に訪韓していた「セマウムシムキ」を様変わりさせたもので八七年から実施。これまでに約四千人が参加している。

 とくに八八年の第二回はソウル五輪にあわせた訪韓。全国から五百八十二人もの青年が参加。感動のソウル五輪をじかに参観し、多くの感激を与えた。予想以上の好評を得た同事業は、在日二・三世らが同胞と祖国と民族とふれあう格好の場として定例事業化された。

 今年の参加費は出発空港によって異なるが、三万八千円〜六万円前後。参加申請は六月十八日までになっている。

 問い合わせは最寄りの民団地方本部・支部または中央本部組織局へ。

(1999.5.05 民団新聞)



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