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韓国・Fコリアで在日3世が優勝

三重県の22歳、申一誠君



 【ソウル】全韓国モータースポーツ選手権の第一戦で在日三世の申一誠選手(22)が見事優勝した。

 三月二十八日に韓国唯一のレースサーキット「エバーランド・スピードウエイ」で行われた選手権の最高峰クラス「フォーミュラー・コリア」には韓日ドライバーら十二台がエントリー、激戦が繰り広げられた。ポールポジションから百分の一秒遅れで二位につけた申選手は、アグレッシブな走りで、二十五周をトップで駆け抜けた。

 申選手は十六歳からレーシングカートを始め、昨年は仏の「ウインフィールド・レーシングスクール」に入校。八七年にはF3に参戦。近年、韓国でもレース熱が高まっていることを知りオーディションテストを受けてオイル・バンクチームの正式ドライバーとして契約した。

 韓国レースシーンではすでに在日同胞ドライバーも参戦し、韓国ドライバーとともに熱戦を繰り広げている。また韓国初のレーシングカー製作会社のJK・オートテックは、日本でレーシングカーを製作するウエストレーシングカースと提携して各種レーシングカーを製作している。オイル・バンクやウエストレーシングカーズにも在日青年がかかわっており、今回の申選手の活躍も彼らのバックアップを受けてのもの。

(1999.05.05 民団新聞)



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