民団新聞 MINDAN
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2002W杯共催を華やかにアピール

民団や青年会、市民祭りで



あでやかな「朝鮮通信使」の行列を披露した
民団神奈川の団員ら(横浜みなと祭り)

◆横浜みなと祭り
 2002W杯フロートカーも登場

 【神奈川】横浜みなと祭りのオープニングを飾る「国際仮装行列」(主催、神奈川県・横浜市・横浜商工会議所)に民団神奈川県本部(金洪斤団長)が出演、サッカー2002年W杯韓日共催をアピールして沿道から拍手かっさいを浴びた。

 3日、同本部は太極旗を先頭に総勢60人で隊列を組んで29番目に登場。青年会で構成する農楽隊がチャンゴ、チン、プク、ケンガリを派手に打ち鳴らしながら祝祭ムードを盛り上げるなか、古式にのっとり朝鮮通信使の衣装を身にまとった金利中神奈川KJC会長、金文洙神奈川青商会長を乗せた二基のみこし、2002年W杯の成功を訴えるフロートと続いた。

 山下公園前を出発した隊列は海岸通りから馬車道、伊勢佐木町をたどり、山王橋まで約一時間をかけて練り歩いた。同本部がみなと祭りにフロートを出したのはこれが初めて。フロート上では千明善韓国伝統舞踊研究院で学ぶ関係者が太鼓を叩き、子どもたちがにこやかに手を振った。

 同本部の関係者は「例年に比べて声援、拍手が大きかった」と話しており、確かな手応えを肌で感じとった様子。この日1日だけで昨年を大きく上回る27万人(主催者発表)が沿道を埋め、国際色豊かな祭りを楽しんだ。


2002W杯をアピールする横断幕を掲げ
パレードする韓国青年会広島のメンバー
(広島フラワー・フェスティバル)

◆広島フラワー・フェスティバル
 民族衣装でパレード練り歩く

 【広島】広島の市民祭りとして有名な広島フラワーフェスティバルでも3日、鮮やかな民族衣装に身を包んでの民族舞踊や2002年W杯成功をアピールしたパレードで59万人の観客の目を楽しませた。

 フェスティバル初日の3日、青年会広島の会員と応援の青年会大阪会員たち約40人によるパレードが平和大通りを練り歩いた。パレードのタイトルは「2002年へキックオフ」。

 サッカーボールをモチーフにしたマークと「ふたつの国で一つのことを」と書かれた横断幕を先頭に、サムルを打ちならしながら農楽隊が続いた。またステージでも「花のコリアン・ワールド」をテーマに、伝統の仮面舞踊やプンムルノリ、扇の舞をコミカルにあるいは優雅に披露した。中でも、ステージ上に扇でつくった大輪の花が咲くと、観客から大きな拍手がわき起こった。

 フェスティバルに出場するのは今年で18回目。フラワーフェスティバルでも韓国色豊かな出し物として市民や観光客の間にも定着しており、今年も人気を呼んでいた。


◆神戸メリケンフェスタ
 共催ソングでPR

 【兵庫】港町神戸の観光スポット、神戸メリケンパークでゴールデンウイークの2日から5日まで開かれたメリケンフェスタに、青年会兵庫県本部(金勝幸会長)が近隣の青年会の応援を得て、ステージで2002年W杯韓日共催をアピールした。

 3日には青年会が自主制作したW杯韓日共催ソング「友情のゴール、フレンドシップ」を歌う福田奈々さんが来神し、ミニコンサートを開いた。コンサート中には、同本部がコミュニティFMを通じてW杯の話題や在日韓国人問題などを紹介する「コリア・ツディ」のメンバーがステージをジャックする一幕もあり、観衆を楽しませた。

 また神戸同胞の地場産業として有名なケミカルシューズの即売会も人気を呼んだ。青年会活動に理解を寄せる同胞メーカーから無料で譲り受けた靴は、格安販売されたために飛ぶように売れた。

 県内の青年会員以外にも、京都やジ賀、大阪など近畿地区の青年会メンバーも駆けつけ、運営に協力した。あいにく4日が雨で中止になったものの3日間で15万人もの人出でにぎわった。

(1999.05.12 民団新聞)



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