俗離山に韓国の国立公園では初めて、騎馬巡察隊が編成される。俗離山国立公園管理事務所が観光客用に創設するもの。現在訓練場を造成中で、今月中には馬事会を通じて済州道産の「チョラン馬」５頭を調達し、さっそく訓練を始める。約３カ月間の訓練を行い、８月には「騎馬隊」がデビューする予定だ。

　またコンピュータグラフィックなど先端技法を使って当時から現在まで、ソウルの変遷史を編集するほか、未来の変化像も描く。ソウル市はこのために歴史、民俗、衣装、地理、映像、コンピュータグラフィック等、各分野の専門家９人で「漢陽村再現諮問委員会」を構成した。韓国語と日本語、英語の３カ国語で製作する。

◆朴正煕氏の業績再浮上を

　故朴正煕元大統領の記念館建設を進めている亀尾市では６日、来月１０日まで、故朴正煕元大統領の祖国近代化と民族中興等、故人の業績をイメージした愛称を公募した。

　「朴正煕元大統領記念館建設準備団」では「現在、朴氏に対し卑下する表現単語などが使われているが新しい愛称が定まればこのような表現は自然に消えていくだろう」と話している。

◆京幾道が自然休養林造成

　京畿道では市民らが週末や休日に近くの山を楽しむことができるよう、２００２年まで森林浴場を市・郡に１カ所ずつ計１３カ所、林も１〜２カ所ずつ造成する計画だ。京畿道の農政局長が６日、「山林資源が豊富な７カ所の山林に２００２年までに９万坪以上の自然休養林を造成する」と発表した。

　自然休養林は楊平郡玉泉面と丹月面、抱川郡二東面など。これらの地域は周辺の山を背景に静かに山林を楽しむことができる絶好の場所。ログハウス、駐車場、野外音楽堂、炊事場、体育施設、遊び場、ハイキングコース、展望台などを設置する。また道内の名山を連結する観光ベルトも開発する。

◆臨津閣に「平和の丘」造成

　世界の主要戦争跡地で咲く花を通じ、平和を願う「平和の丘」が臨津閣に造成される。京畿道文化政策課では６日、「２１世紀の人類平和と南北統一を祈願するため」との趣旨で、国内外戦争跡地で収集した石と国内の土を混ぜて花の丘を作り、その側に各国の戦争資料を展示できる野外展示場を１１月初旬までに設置する計画。

　「平和の丘」は平和の鐘がある臨津閣に２００坪あまりの規模で造成する。また、「平和の丘」の造成に必要な土を７世紀三国統一戦争舞台の野原と１６世紀「壬辰倭乱（文祿の役）」の激戦地「幸州山城」、韓国動乱の激戦地「浦項」等の戦争跡地で収集する。

　また「コソボ」、第２次大戦の「ノルマンディー」、米国南北戦争の「ケチスバーク」、ナポレオン敗戦の「ワーテルロー」、トロイ戦争跡地の「トロイ」、ペルシャ戦争で有名な「マラソン」など世界の戦争跡地から石と、その国の花の種も輸入し、「平和の丘」に植える。

◆昌原でマンガまつり

　国内外の有名作家らのマンガとアニメーションを一堂に集めた「慶尚南道マンガ・アニメフェスティバル」がこのほど慶尚南道昌原市のデパートで開かれ、人気を集めている。

　会場にはマンガ及びアニメの製作過程などをわかりやすく説明紹介する「主題館」をはじめ、韓国の国民的人気キャラクターである金水正氏の「ドゥリー」、金ジンテ氏の「黄大将」など、人気キャラクターを一角に集めた「キャラクターはわが友」コーナー、韓国を代表する漫画家３０人展などが設けられている。

　またアニメ上映館では「ドゥリーの氷の星の国大冒険」、米国の「ちびっ子恐竜ディング」など国内外の作品８０余編を上映している。漫画家によるサイン会、似顔絵大会、漫画主題歌カラオケ大会など多彩なイベントも企画されている。同フェスティバルは５月２３日まで行われる。

（1999.05.12　民団新聞）