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京都韓国学校が高野連に加盟

外国人学校、硬式では全国初めて



■夏の県大会でデビュー

 【京都】日本高野連は十七日、大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で審議委員会を開き、京都韓国学校(李虎雄校長)の加盟申請を承認した。硬式で外国人学校が加盟するのは、参加を認めた一九九一年以来、初めて。軟式では朝鮮高校など過去七校の例がある。

 高野連の牧野直隆会長は「外国人学校の参加を認めて以来、初めて硬式に参加する学校が出てきたのは大変喜ばしい。克服すべきことは多いと思うが健闘を祈りたい」と話した。


■部員11人、「球児の仲間入り」

 京都韓国学校の野球部は今年四月に結成したばかりで、現在部員は十一人で部長は李相創教頭先生(42)が担当。公式試合は七月から始まる夏の甲子園大会(全国高校野球選手権大会)県予選がデビューとなる。

 李部長は「生まれたばかりのクラブで部員もまだ少ないが、全国の球児たちと同じ仲間になれたことが大きな励み」と部員と共に朗報を喜び合っていた。また、「日本のプロ野球では韓国の選手が多く活躍しており、子どもたちの誇りにもなっている。韓国人球児として堂々と育て、将来は甲子園をめざしたい」と目を輝かせていた。

(1999.05.19 民団新聞)



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