【ソウル】母国修学の新入生を歓迎する「母国修学生の夕べ」が十五日、ソウル市内の会場で民団中央本部の辛容祥団長らも臨席して開催された。
今年の二月に再建されたばかりの母国修学生会(金公嗣会長)として最初の行事であり、幹部の準備活動と動員活動の結果、新入生七十余人をはじめ在学生と来賓ら合わせて二百五十人が参加、熱気あふれる歓迎会となった。
金会長は、当初の予定を大幅に超える参加者を前に「新入生を心から歓迎します。在日同胞母国修学生会へも協力を」と呼びかけた。辛団長は「みなさんは在日同胞社会にとって貴重な人材。韓日の架け橋的存在として、母国修学生活で培った経験を活かし、在日社会の発展のために努力してほしい」と激励した。
国際教育振興院の李起虎院長も「母国修学生の団結の素晴らしさを拝見して喜んでいます」と述べた。
参加者らは、修学生会が企画した親睦行事を楽しみ、久しぶりの再会と連帯を喜んでいた。参加した学生は「こんなに大勢参加するとは思わなかった。先輩らががんばっている姿に接して、自分たちもがんばらなくては」と感想を述べていた。
歓迎会には民団中央本部から金宰淑副団長、金衡碩本国事務所所長が、国際教育振興院の洪起煥教学課長らも参加した。
母国修学生会は八〇年後半に解散状態となっていたが、九八年に民団中央本部文教局と成均館大学の「パラム会」、民団奨学金受給学生が一体となって研修会を開催し、修学生会の再建に向けて活動を展開していた。
今年二月には修学生会として正式に再建され、国際教育振興院三階に事務所も開設し、本格的な活動を展開している。
(1999.05.19 民団新聞)
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