民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆住民登録証が生まれ変わる

 韓国国民の住民登録証が7月からプラスチックカードに変わる。これまで紙にビニールコーティング処理していた現行の登録証は16年前から実施してきたが、最近、偽造や変造等が多発しているための措置だ。来年3月までに全国民のカードが変わる。

 新しい住民登録証の収録項目は姓名、住民、登録番号、写真、指紋等7項目で、現行の本籍と戸主、兵役事項、特記番号は除かれる。写真が準備できなくても役場がデジタルカメラで撮影を行う。

 住民登録証は画像資料入力が完了した自治体別に発給され、来年3月までにはすべての国民が新住民登録証に更新される。現在の現住民登録証は2000年6月1日以降からは使用できない。


◆仁川空港〜京釜線のライナー新設

 現在建設中の仁川国際空港と京釜高速鉄道(新幹線)を結ぶシャトルライナーが建設されることになった。仁川市は13日、現在建設中の仁川国際空港から首都圏南部地域へのアクセスを良くするためのシャトルライナー新設の計画を推進中だと明らかにした。

 市は昨年から路線決定のためのサービス事業を繰り広げ、この日の公聴会でこの間、検討した3つの路線中、新空港〜仁川駅〜南ソウルの路線を最適案として打ち出し、来月にも建設交通部に「第2空港鉄道建設」を建議する。

 ただ、この計画は1兆330億ウォンという膨大な予算と2017年完工目標という長期事業であることから建設・交通部では「不要不急」な事業と見なしており、実現の可能性は半々だ。


◆図書館で映画や音楽鑑賞を

 本も読んで映画や音楽も鑑賞できます…。先月オープンしたソウル市内の「城東文化情報センター」(往十里駅近く)の週末が複合文化空間として人気を呼んでいる。地下2階、地上5階の同センターは600席の映画鑑賞室、電子図書室、子供閲覧室などを揃えている。

 映画鑑賞室では毎日、午前10時と午後2時の2回、国内外の映画を上映している。またパソコン50台、ビデオ24台が設置された電子図書室では、1500種類以上のCDとビデオ等、多彩な視聴覚資料を気軽に利用できる。

 さらに観光案内、就職情報、郷土資料などのコーナーや視聴覚障害者のための点字図書や録音資料も備えている。休館は月曜日で、週末や日曜日に開館していることから市民らに人気だ。


◆清州空港で世界航空ショー

 忠北・清州市が中部圏の玄関である清州空港の活性化を図るため、「99清州国際航空博覧会」を17日から1週間、開いている。

 「青空に広がる未来」をテーマにした「航空エキスポ」は航空スポーツ競技をはじめ、模範及び曲芸飛行、航空機展示会など20余種類の多彩なプログラムが行われている。


◆ソウルで成年の日行事盛ん

 5月17日は韓国の「成年(成人)の日」。この日、汝矣島公園、ボラメ公園などソウル市内25カ所で「成年の日」を記念する各種文化行事が開かれた。

 汝矣島公園文化広場では、大学生によって韓国の伝統的な成年儀式を再現した。また、大学路やマロニエ公園など、ソウル市内のあちこちで青少年のための大道芸も行われた。

(1999.05.19 民団新聞)



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