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のりもハサミも使わず、手軽に作れる亀甲船

韓国の企業が同胞児童に寄贈



オリニたちにコブッソンの紙模型を手渡す洪さん

 韓国の文化遺産を自分の手で作り、祖国にふれよう。韓国のベンチャービジネス会社の一つである「ペーパーマジック社」は五月二十九日、東京韓国学校(孫相テツ校長)の「土曜学校」を訪れ、同社の製品であるコブッソン(亀甲船)などのりもハサミも使わずに作れる韓国文化遺産の紙模型をオリニたちにプレゼントした。

 この日、同社の洪ドゥピョ副社長ら一行が同校を訪れ、「土曜学校」で学ぶ児童一人ひとりに手渡した。洪副社長は、「コブッソンは韓国では誰でも知っている船。日本に住むみなさんに韓国の素晴らしい伝統を知ってもらいたい」と説明し、「みなさんのアボジやオモニと一緒に楽しみながら作ってみてください」と述べた。

 同社の盧順子さんから「亀甲船は李舜臣将軍が豊臣秀吉をやっつけた船よ」との説明にオリニ達は、「へえー、すごいや」と目を輝かせながら、さっそく模型作りに挑戦した。

 民団中央本部文教局ではオリニたちが楽しみながら歴史や文化を学べる民族教育教材の一つとして、同社の製品を活用していく方針で、同社の協力で割引価格で各地方に推薦していく。

 洪副社長一行は東京韓国学校のほか白頭学院、金剛学園、京都韓国学校や民団大阪府本部も訪れ寄贈している。

(1999.06.09 民団新聞)



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