民団新聞 MINDAN
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民団、全国監察機関研修開催

姿勢と役割を再確認



監察機関の役割や姿勢などについて学んだ
全国監察機関研修

■事例出し合い、意見交換も

 【岐阜】民団の監察機関全国研修会が17、18の両日、岐阜県の下呂温泉で開かれ、全国の監察委員長や監察委員ら55人が参加した。

 冒頭、民団中央本部の張煕東監察委員長は「半世紀以上の歴史を経た民団だが、まだまだ多くの課題がある。これをみなさんと共に一つひとつ考えよう」と研修の意義を訴えた。

 金宰淑副団長も「時代の流れと共に民団の価値や存在が問われようとしている。今後の民団をどうすべきかを語り合って、次世代が堂々と生きていけるよう努力しよう」と述べた。

 研修はまず、河政男組織局長から、(1)地方参政権獲得運動(2)韓信協信組の健全育成(3)民族教育と「10月マダン」(4)組織強化(5)2002年W杯後援など、今年度の主な活動方針についての解説が行われた。

 続いて、金敬得弁護士による在日同胞の法的地位についての講義が行われた。金弁護士は祖国解放から現在までの在日同胞の差別状況や人口構成の変化などを説明し、日本と本国における在日同胞の地位についての展望を語った。とくに参政権問題では、地方参政権は地域住民の立場として居住地で、国政参政権は韓国民として韓国に求めていくべきだと持論を述べた。

 続いて、金広昇監察委員が講義。金委員は監察機関の位置、姿勢、任務、運営規定などを解説した。とくに、「民団運営の全般に対する内容を把握しなければならず、誤りがあれば指摘し是正させなければならない」と姿勢を強調した。

 この後、各地方の事例などに関する質問や、意見交換が行われ、監察機関の役割を語り合った。

(1999.06.23 民団新聞)



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