■韓国一流の駐日商社20社が参加
就職に悩む在日同胞青年を対象にした就職説明会が7月16日、東京・南麻布の韓国中央会館で開催される。日本で活動するに当たって在日同胞の採用を考えている駐日企業が参加する。同企画は一昨年に続き今年で2回目。昨年は本国がIMF体制でほとんどの駐日企業が募集をしなかったために開催を取りやめたが、今年は本国経済も活性化しつつあるために実施することとなった。
■昨年はIMFで中止
駐日韓国企業は、韓日間の経済交流の広がりとともに日本への進出が相次いだが、昨年は本国のIMF体制を反映して、撤収する企業もある中、人材募集も最小限にとどまった。
しかし、本国経済の活性化に合わせ改めて人材募集を行う企業も増加したため、1年ぶりの開催となった。
一昨年は、財閥系など本国の一流企業21社が参加し、同胞青年も関東地区だけでなく福岡や宮城、愛知、広島、島根など全国各地から300余人が参加する人気ぶりだった。
同胞青年にとっては、本国の一流企業に就職できるチャンスとあって、韓国語のレベルや資格を最大限にアピールしていた。また本国企業も、日本で活動するだけに、日本語が流暢であるだけでなく商習慣にも通じている同胞青年の採用を求めている。
■参加費は無料
今年は本国企業約20社が参加する予定。現在、駐日韓国企業連合会が参加企業を募集している段階だ。
当日は各社がブースを設け、同胞学生を面接する形式で行われる。対象者は来年卒業の新規採用以外にも中途採用を求めている企業もある。学歴は問わない。
参加希望者は、事前に住所、氏名、年齢、学校名、連絡先などを明記して民団中央本部民生局、03(3454)4916にFAXまたはハガキで申し込む。参加費は無料。
(1999.06.23 民団新聞)
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