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韓国サッカーの殿堂



 5月19日、ソウル市に韓国サッカーの殿堂が誕生した。光化門近くの新門路に完成した「サッカー会館」だ。サッカー好きの私は開館間もない5月末にさっそくこの「殿堂」を訪れた。

 韓国サッカー協会が韓日共催の2002年ワールドカップ(W杯)準備の本格化に備え、建設したもので、地下二階、地上六階の威風を見せた会館は、協会本部とともに、ソウル市内に点在していた傘下組織がまとまって入居。一階には韓国サッカーの100年史を一堂に集めた「サッカー博物館」が設けられた。

 歴代国家代表ユニホーム、スパイク、ボール等、サッカー用品二百点あまりと、主だった国際大会での韓国選手たちの写真が一望できるよう展示されている。

 展示物は、いくつかのブロックに分かれ、▼写真で見る韓国サッカー100年史▼韓国が出場した歴代W杯▼国家代表の歴代ユニホームとスパイク▼国際大会優勝トロフィー▼国内プロサッカーの歴史と各チームのユニホーム―などが厳かに、そして輝かしく並べられている。

 また、Kリーグやサッカー協会関係の各種サッカーグッズも販売している。

 展示品の中には、許丁茂国家代表監督が、86年のメキシコW杯の際に身につけていたユニホームやスパイク、1930年代に朝鮮サッカー団と日本サッカー団が親善試合をした直後に交換した、「朝鮮蹴球会」と書かれた手ぬぐいもあった。

 今年3月31日、史上初めてブラジル代表を破った試合で金度勲選手が決めた歴史的なボールも誇らしげに展示されていた。

 さあ、この「殿堂」で次に展示してほしいものは、何と言ってもW杯初勝利のウイニングボールだろう。(J)

(1999.07.07 民団新聞)



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