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韓国が競り負ける

第一回韓日ラグビー定期戦



後半にはいい形を作った韓国だが

 アジアラグビーのライバルである韓国と日本の第1回定期戦が4日、東京の秩父宮ラグビー場で行われ、韓国が15−22で競り負けた。

 W杯最終予選の世界敗者復活戦でトンガに敗れ、あと一歩でW杯出場を逃した韓国は若手で再起を期し、激しい当たりで日本のミスを引き出した。

 韓国は開始早々の4分にゴール前スクラムでのこぼれ球を日本にトライされ先制を許したものの、ラインアウトやモールを押し込むなど日本を圧倒。しかし、簡単なPGを三本ともはずすなどミスが目立ち、前半を0―7で折り返した。

 後半に入って韓国は突進つなぎや相手のキックミスで2トライを奪った。

 韓国選抜の金栄福総監督は「試合には負けたが出場メンバーの半分以上が学生。彼らにとって今日の試合はいい経験になる」と述べながら、「定期戦を通じて経験豊富な日本からいい部分を吸収したい」と新たな希望を託した。

 これで両国代表の戦績は韓国側の4勝12敗となった。昨年、バンコクで開かれたアジア大会では決勝で日本と対戦し、21対17で韓国が金メダルを獲得した。

 韓日定期戦は、1年おきに開かれるアジア選手権を含めて、毎年ホームアンドアウェーで行われる。

(1999.07.07 民団新聞)



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