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2002W杯・横浜で決勝戦

準決勝は埼玉に



 韓国と日本が共同開催するサッカーの2002年ワールドカップ(W杯)の決勝戦会場が、横浜市の「横浜国際総合競技場」(同市港北区、70,336人収容)となることが、11日までに濃厚となった。選定作業を進めてきたW杯日本組織委員会(那須翔会長)は26日に、臨時の幹部会と理事会を開催し、正式に決定する見通し。決定事項は、29日の日本サッカー協会(JFA)理事会でも報告される予定だ。

 決勝戦の会場は、開幕戦、準決勝会場とともに、収容人員六万人以上であることが国際サッカー連盟(FIFA)から義務付けられており、日本では横浜国際総合競技場のほかに、2001年完成予定の「埼玉県営サッカースタジアム」(仮称、埼玉県浦和市、63,060人収容)がこの条件を満たしていた。

 このため、横浜市と埼玉県が激しい招致合戦を展開し、結論が先送りとなっていた。

 「決勝はサッカー専用球場で」との意見も多かったが、収容人数、交通の利便性、関連施設の充実度などから、横浜に落ち着いたと見られる。

 一方、完成すれば日本最大のサッカー専用競技場となる埼玉県営サッカースタジアムでは、韓日でそれぞれ行われる準決勝の一試合が実施されることになった。

 同大会は、「2002年6月1日開幕、同30日決勝」との案に対し、韓日両国とも梅雨の時期にあたるとして、「5月25日開幕、6月23日決勝」との前倒し案が浮上。9月のFIFA理事会で正式決定する見込みとなっている。

(1999.07.14 民団新聞)



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