民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
囲碁で同胞の和合

「ワンコリア」東京で初開催



和やかなムードの中で進む対局

 所属や信条を異にする在日同胞が14日、「ワンコリア囲碁東京大会」で交流と親睦を深めた。大阪では94年から続いているが、東京では初めての試み。日本碁院会館での大会には、東京を中心とした関東近県から80人余りが個人資格で参加した。

 年齢は40歳代から60歳代が中心。中にはハラボジの手に引かれてきたと思われる小学生碁士の姿も。七段から級位者まで実力別に四組に分かれ、午前中から夕方まで終始なごやかに手合わせが進んだ。同大会を主催したのは「アリラン囲碁会」(安禧中会長、東京商銀信組元副理事長)。

 97年2月の結成以来、やはり所属や信条抜きで季節ごとに年4回の定例会を続けてきた。通常は20〜30人規模だが、今夏は民族の慶事を前にして「広く呼びかけてみよう」となったという。会場には趙善津本因坊も激励に訪れた。参加者は「同じ民族、仲良くしなけりゃ」と口々に語っていた。安会長ら役員は「来年以降も継続して開催していきたい」と意気込む。

 各組の優勝者は次のとおり(敬称略)。6〜7段金映昊、4〜5段朴世均、2〜3段金載元、級位〜初段姜奉文

(1999.08.18 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ