来日中の韓国の洪淳瑛・外交通商部長官は８月23日、東京・麻布台の外務省飯倉公館を訪れ、高村外相と会談した。
洪長官が在日韓国人への地方参政権付与問題についてふれ、「引き続き関心を持って欲しい」と述べたのに対し、高村外相は「各党・会派で議論されており、自民党でも選挙制度調査会で協議中だ」と説明した。
両外相は会談で、9月にニュージーランドでアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議が開かれる際に、対北韓政策に関する韓日米三国首脳会談を行う方向で調整することで一致した。
小渕首相、韓国の包容政策支持を再表明
洪長官は同日午後、首相官邸に小渕恵三首相を表敬訪問するとともに、野中広務官房長官と会談した。席上、首相は韓国の対北韓政策について「抑止と対話が基本だ。金大中大統領の包容政策（太陽政策）を日本は支持する」との考えを改めて表明、韓日米三カ国が引き続き協調して対処していくことで洪長官と一致した。
（1999.08.25 民団新聞）
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