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京都韓学中テニス部

全国大会でベスト8



準々決勝で好プレーを見せる
京都韓国中の選手

■全国中学大会初出場で好成績

 【山形】山形県天童市で8月23日まで開かれていた第26回全国中学生テニス大会で京都韓国中学が男子団体でベスト8の成績を残した。

 同テニス男子団体で1回戦、2回戦と勝ち、ベスト8まで進んだ。残念ながらベスト4はならなかったものの、全国大会初出場でベスト8に進んだことで、同校関係者はじめ保護者らも喜びの声をあげている。

 第26回全国中学生テニス大会の男子団体は18日から天童市の総合運動公園テニスコートで開かれ、京都韓国中学は1回戦で鹿児島市立鴨池中学を、2回戦でもシード校の岡山市立操山中学をともに3―2のスコアで破った。準々決勝でシード校の奈良市立富雄中に敗れ、ベスト4進出はならなかった。


■4年前から実力付ける

 同大会は、財団法人日本テニス協会、全国中学校テニス連盟が主催し、各地区の代表校が出場する硬式テニスの全国大会で通称「ゼンチュウ」と呼ばれる。

 京都韓国中学のテニス部創部は13年前。全国大会出場は初の快挙だ。これまでもあと一息で全国大会出場を逸してきただけに、喜びもひとしお。全国大会出場校の選手は、多くが小学生から学校やクラブチームでテニスを習ってきた生徒たちだが、同校は全員が中学に入って初めてラケットを握った選手たち。4年ほど前に現役テニスプレーヤーで、クラブチームで指導にも当たる西村昌晃コーチを迎え入れて以来、メキメキと実力を上げたという。


■近畿大会は5位

 毎日2時間の練習と西村コーチの人脈による社会人や高校生との練習試合が実力を付けた原動力だ。今回は近畿地区大会の順位戦を勝ち上がり、5位で出場権を得た。今大会は7人の3年生と1年生1人のメンバーで臨んだ。

 大会前日の17日夜には民団山形県本部の金鍾文団長や朱帝圭事務局長が宿舎を訪れて激励し、十八、十九の両日にわたって行われた試合でも声援を送った。


■今度は高校で活躍期待

 試合後、洪秀行キャプテンは残念そうに「ベスト4になりたかった」と一言。応援のために同行したアボジの洪明雄さんは、同校同窓会副会長の権永海さんともども初出場でベスト8という成績に「上出来」と満足そうだった。

 同校は今年4月に高校のテニス部も創設しており、選手たちが中学から高校へ進んだ来年は高校でも活躍が期待されている。

(1999.08.25 民団新聞)



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