民団新聞 MINDAN
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「在日」軸に和合・交流

愛知で民団・総連の青商が交流



同じ在日同胞の立場で交流する
愛知韓国青商と朝鮮青商の会員ら

 【愛知】立場を超えて、在日コリアンの商工人として将来を考えていこう―と愛知韓国青年商工会(成功会長)と愛知朝鮮青年商工会(朴栄二会長)の合同例会が2日、名古屋市内のホテルで開かれた。

 例会には、両会の会員ら70余人が参加し、「在日コリアン商工人のこれからを考える」をテーマに講演と親睦会が行われた。講演会では、愛知青商側は朴憲洙弁護士を、朝鮮青商側は白吉雲司法書士をそれぞれ講師として招いた。

 朴弁護士は、昨年6月、岐阜地裁で判決が言い渡された岐阜県御嵩町の産業廃棄物処理施設設置に関する住民投票に関する条例について専門家の立場から見解を述べ、在日同胞の人権救済に関して問題提起した。

 一方、白司法書士は、日本の対朝鮮半島政策に言及するとともに、「在日1世が受けた民族的差別に反発する"苦しい民族心"でなく明るく心豊かな民族心を育てたい」と語った。

 両会は3年前からゴルフや食事会などを通じて交流を続けてきたが、本格的な勉強会は今回が初めて。講演終了後もざっくばらんな意見交換が行われた。

 成会長は「同じ境遇に生きる者として、教育や商工活動の問題など率直に語り合いたい」と語り、朴会長も「大事なキーワードは民族」として今後も交流を続けると語った。

(1999.10.20 民団新聞)



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