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在日2世サウンドクリエーター

梁邦彦さんが韓国でアルバム



このほど韓国でコンサートをする梁邦彦

■11月には韓国初コンサートも

 ジャッキーチェン主演映画のサントラをはじめ、浜田省吾のツアーサポート、ドラマ「メロディ」のサントラなど、ハイセンスなサウンドでワールドワイドな活動を展開している在日2世のサウンドクリエーター、梁邦彦さん(37)が、10月20日に韓国のユニバーサルレコード社から、アルバム「オンリー・ヘブン・ノウズ(ONLY HEAVEN KNOWS)」をリリースした。

 また、11月21日にソウルの文化日報ホールで韓国初コンサートを行う。

 梁さんは1960年1月1日、東京荒川区生まれの在日2世。日本医科大学を卒業し1時は医師となるが、5歳の頃から始めたピアノを生かした音楽での道を決意し、セッションミュージシャン、サウンドプロデューサーとして再スタートした。

 96年にファーストアルバム「THE GATE OF DREAMS」の発売を契機にソロ活動をスタート。

 今回の「オンリー・ヘブン・ノウズ」は、内モンゴル、韓国、英国と、自分自身で旅し、直に感じた国々の空気感、サムルノリなど現地で録音してきた音源や、民族楽器の音色とクラシカルな旋律を融合させた壮大かつロマンティックな楽曲になっている。

 梁さんは昨年6月に初めて韓国を訪問。「プリ」の民族楽器の演奏を聴き、新たな音の世界を直感した。「民族楽器音楽や国楽の中に、新しい世代のアレンジがあることを見つけた。今まで自分が持っていない空白の部分を埋めていきたいし、ぜひ韓国で定期的に活動したい」と、意気込んでいる。

(1999.10.20 民団新聞)



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