民団新聞 MINDAN
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◆バス・地下鉄共通カード導入へ

 ソウル市議会ではこのほど開かれた「交通カード互換政策推進公聴会」で地下鉄とバス共通のプリペイドカードを導入すべきとの意見が出され、今年12月からまず、地下鉄に先払い制カードを導入する方針を決めた。

 この日の公聴会で市会議員の一人は主題発表を通じて、「地下鉄に先払い制カードだけ一方的に施行すれば後払い制カード所持者150万人の反発が予想される。地下鉄とバスが同時に使用できるようすべきだ」と主張した。


◆慶北で自転車祝祭開催

 「子孫がいない墓地の整備を引き受けます」。京畿道廣州郡廣州邑では秋夕を前後して、無縁故墓地 慶尚北道・尚州市で10日、自転車フェスティバルが開幕した。「自転車で守る新千年の青い環境」をテーマに開かれた同祝祭では、全国アクロバット自転車王選抜大会、子供選抜自転車レース、老人競技など、自転車ずくめの企画が行われた。

 また、体育館では北韓の自転車、超高級自転車、各種自転車の写真、世界の自転車利用実態などが展示され、「自転車を愛する全国連合会」のメンバー2000余人が参加するマダン・チャンチ(野遊会)も行われた。


◆檀君認めた日本文書発見

 韓国の始祖といわれる檀君の存在を否定していた日本が、事実上檀君を認めた文書が発見された。

 書誌学者の李鍾学氏(73)は、開天節(建国記念日)を前に2日、朝鮮総督府が朝鮮王室の財産、文化財を管理するために作った「李王職」という機関が発行した文書9枚を公開した。

 「李王職」の長官を務めた條田治策が作成したと推定されるこの文書は昭和13年(1938年)8月、「李王職」で発行したと書かれており、「種苗の起源」という小題目が ついている。

 この文書は「檀君の事実可否に関する意見があるが檀君に対する記録が事実であることを確信する」とし、「檀君の根拠に多くの記録と東史古記、三国有史等で檀君に対する記録が既にあった」と主張している。


◆全州市が広報館オープン

 全州の過去と現在、未来を一目で見回せる全州市政広報館が8日、全州市庁にオープンした。

 四大門の模型を中心に、全州の由来と歴史・文化遺産を紹介する「伝統館」、市の一般現況と発展方向を提示する「現在館」と「未来・ワールドカップ館」、無料インターネットカフェなどが備えられている。


(1999.10.20 民団新聞)



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