民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
共生と親睦の輪広がれ

13日に愛知でコリアンフェスタ



■民団と青年会がスクラム

 【愛知】昨年11月、県内在住の在日韓国人相互の親睦と日本市民との共生をテーマに開催された「コリアン・フェスタ」が今年も13、14の両日、名古屋市栄のセントラルパーク内久屋広場で開かれる。今年は日本市民との共生を探る企画と、団員をはじめとした愛知在住在日韓国人の親睦交流を促す2本立てで行われる。昨年は団員、市民合わせて約1万人の人手でにぎわった。

 同フェスティバルは民団愛知県本部(権泰洙団長)と青年会愛知県本部(趙鐵男会長)が共同で開催するもの。在日韓国人が韓日両国の架け橋になろうと広く日本市民の参加を呼びかけて韓国理解、とりわけ在日韓国人への理解を深めてもらおうと企画された。また日頃は地域社会で個別に暮らす在日同胞らを一堂に集め、民族的催しを通じて一体感を育もうというねらいもある。


■地域住民のマダンに

 13日は民団が中心となり主に団員を中心とした在日韓国人向けの企画が行われ、14日には青年会が中心となって地域住民に在日韓国人理解を促す催しが開かれる。

 昨年は予想以上の人手でにぎわい、会場も手狭なため今年は3倍の広さを持つ久屋広場を借り切っての開催となる。当日は、各種韓国料理の販売、物産展、韓国観光案内などのブースが立ち並ぶ。またチマ・チョゴリを試着しての記念撮影や販売も行われる。

 特に、在日韓国人がどうして日本に存在しているのかを日本市民に知ってもらうため、在日同胞の歴史をパネルにまとめて展示するコーナーも設置する。また在日同胞1世と3世が歴史やこれからの在日韓国人の生き方について対談する企画も。


■在日韓国人への理解に一役

 「なぜ日本にいるの」など一般的な日本市民が持つ在日韓国人への疑問についても在日同胞、日本人、留学生の三者がきたんのない意見を交換するトークショーもある。

 この他、民俗楽器やノルティギ(板飛び)など民俗あそびなどが自由に体験できるマダン(広場)も設けられる。

 会場に設けられたステージでは、サムルノリ、韓服ファッションショーなど多彩な企画が準備されている。

 主催する民団や青年会の関係者は「団員との親睦を図ると同時に、21世紀に向けた在日韓国人と地域住民との交流を考えたい」としており、多くの在日同胞と市民の参加を呼びかけている。

(1999.11.03 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ