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韓国産フラワーに人気

東京・大阪で商談会



バイヤーの目も真剣な
韓国産花きの商談会
(東京・大田市場)

 日本でここ数年、需要が高まってきている韓国産花きの商談会が東京と大阪で開かれた。主催の韓国農林部と農水産物流通公社によれば、日本で韓国産花きを独自に紹介するのは今回が初めてとのこと。東京での会場となった大田市場花き部市場内は27日、輸入業者らで終日にぎわった。

 今回、韓国から参加した生産業者は12社。主な取り扱い品目はバラ、菊、百合、蘭などの切り花類からサボテン、盆栽など多種多様。ソウル市内の総合貿易会社、大洋花弁(ソウル市瑞草区)ではサツキの一種、盆栽を思い起こさせる可憐な「角葉珍山」をこれからの主力商品にと出品した。業者も関心を示しており、今後の輸出に自信を深めていた。

 韓国産の花きは欧州型の大規模施設で栽培しているため、人件費の高い日本産に比べて2、3割は安い。

 オランダやデンマーク、日本から人材を呼んで栽培技術の向上に努めてきた結果、品質も格段に向上している。飛行機で2時間という地の利を生かして新鮮なうちに出荷できるのも強みのひとつ。ここ2、3年で急激に輸出高を伸ばしている。

 日本で特に人気のあるバラは昨年1年間で6億本以上の輸出実績を記録した。大手スーパーなどでは販売促進のための企画商品としても活用している。このほか菊、カーネーション、ユリの順で日本では需要が高い。

 花き類の輸出高は年々伸びており、昨年は1200万ドルだった。このうち日本向けは約7割近い795万ドルを占める。今年は1400万ドル(日本向け9100万ドル)を目標としているが、超過達成は確実な勢い。

(1999.11.03 民団新聞)



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