民団新聞 MINDAN
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サッカーで同胞の輪作りへ

西ヶ丘でコリアンサッカー大会



豪快なヘディングシュートも
多く見られた

■12チームが出場、熱戦展開

 駐日韓国大使杯「99コリアン・サッカー・フェスティバル」が3日、東京北区の西が丘競技場・第2グランドで開かれた。

 在日大韓蹴球協会(丁海遊会長)と在日大韓体育会関東本部(鄭利光会長)が共催したもので、駐日韓国大使館、民団東京本部、東京都サッカー協会、新宿区サッカー協会、北区サッカー協会などが後援した。

 関東各地の民団や青年会、留学生、サッカークラブと関東、関西、九州の選抜チームなど12チームの選手250人の同胞が参加し、熱戦が繰り広げられた。

 李先鎮総領事や夫昇培民団東京本部団長、金昭夫副団長ら多数の来賓が参加した。


大使カップを手に喜ぶ、
関西選抜代表

李先鎮総領事の華麗な
キックで決めた始球式


■パワー、闘志、友情、純粋

 開会式で、金ソッキュ大使(李総領事代読)は「サッカーはパワー、闘志、友情、純粋が大切。在日同胞のサッカー人たちも2002年W杯成功へこの精神を追い求めていってほしい」と激励した。

 同大会はサッカーの2002年ワールドカップ(W杯)を在日同胞社会でのムードづくりへ、サッカーが好きな同胞が一堂に会し、交流を深めようとの趣旨で開催されたもので、昨年に続き2回目。


闘志あふれるプレーに観衆から
大声援が送られた

元日本代表の木村和司さんも出場
時折見せた華麗なドリブルには
スタンドから大拍手も


■木村和司も出場、華麗なドリブル披露

 試合は、楽しく行う「エンジョイの部」と、勝負にこだわる「チャレンジの部」の二つに分かれ、ブロック別にリーグ戦を行った。

 「エンジョイの部」には、葛飾支部、北支部、ムグンファ・シニア、青年会東京足立支部、天馬FC、韓国大使館、東京韓国学校、東洋大学韓国人留学生の八チームが出場した。4チームずつ2ブロックに分かれてリーグ戦が繰り広げられた。

 上位1位どうしによる決勝は葛飾支部と足立支部で対戦。足立支部が3―1で優勝した。

 エンジョイの部には元日本代表で横浜マリノスの木村和司さんや元日産の山本裕司さんもムグンファ・シニアの一員として出場。ときおり見せる華麗なテクニックやフリーキックの場面に、会場から大声援が送られたが、他チームの若さには勝てず、3戦全敗した。


チャレンジの部ではスピードと
テクニックのプレーが続出

白熱したチャレンジの部では
果敢シュートが飛び出した


■「チャレンジ」は関西選抜が優勝

 午後から行われた、「チャレンジの部」には、関東選抜、関西選抜、九州選抜、天馬FCの4チームが出場。李総領事の始球式につづいてキックオフとなり、熱戦が繰り広げられた。

 各試合とも闘志あふれるプレーが繰り広げられ、関西選抜が三戦全勝で優勝し、大使カップを手にした。また、MVPには東京―ソウル往復航空券が贈られた。

 同協会では来年も11月3日に大使カップを開催するが、3回目を迎える次回は、韓国と日本の元国家代表OBらを招き、「韓日ミニOB戦」も行う予定だ。


若者に負けじと
アボジたちもハッスル

エンジョイの部は
青年会足立支部が優勝した


(1999.11.10 民団新聞)



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