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群馬の高校・授業で韓国料理教室

婦人会のオモニが講師



 【群馬】身近な「食」との出会いを通じて異文化理解を深めようという「国際料理教室」が、群馬県内の公立高校で正規科目として採用されている。講師は地域からごく普通の外国籍住民を登用、肩ひじの張らない内なる国際交流が生徒にも好評だ。=写真=

 このユニークな取り組みを行っているのは県立桐生南高校(高田壽久校長)。1年生家庭科「家庭一般」と同3年生「食物」の2時間続きの授業時間を利用、10月から始まった。これまでにメキシコ、中国、モンゴルの各家庭料理を取り上げてきた。

 第4回目は韓国料理にスポットを当てた。講師役は婦人会群馬県本部の姜善子会長が担い、5日、1年D組生徒40人にチヂミづくりを指導した。

 料理講習に先立っての一問一答では、生徒から「韓国料理が全体的に辛いのはなぜか」「キムチの漬け方を教えて」など好奇心いっぱいの質問が姜会長に向けられた。

 今回の「国際料理教室」を発案したのは、関俊夫教頭をキャップとする「国際交流推進委員会」。同校では2002年度から実施される新学習指導要領の目玉ともいうべき「総合的な学習の時間」の先行事例として位置づけている。

(1999.11.10 民団新聞)



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