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北韓強制収容所をなくせ

米仏中の知識人招き集会へ



■「北朝鮮帰国者の人権守る会」が主催

 「北送事業」40周年の今年、「帰国同胞」の人権回復のために講演会や映画上映など、様々な取り組みを進めている「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(小川晴久・萩原遼・金民柱共同代表)が12月5日、「北朝鮮強制収容所の廃絶を求める東京国際フォーラム」を開く。

 フォーラムでは「守る会」の金共同代表による「帰国者と収容所そして朝鮮総連の責任」の講演をはじめ、脱北同胞の安赫さんが映画制作による収容所の廃絶を訴えたり、北韓の人権問題解決のために今年3月、国際協力を呼びかけたフランス知識人の声明について、署名人の一人でもある「社会史評論」のピエール・リグロ編集長がヨーロッパの活動を語る。

 このほか、中国と米国での活動報告も行い、東京宣言を採択する。仏、中、米の報告者は12月1日からソウルで始まる北韓の人権状況改善に向けた「国際会議」に引き続き来日するものだが、今年3月のフランスや韓国の知識人声明に連帯し、日本でも「守る会」を中心に「北朝鮮民衆のための人権宣言」が10日、参議院第二会議室での記者会見で発表された。

 フォーラムの会場は星陵会館(地下鉄「永田町」または「国会議事堂前」下車5分)で、午後1時から。入場料は1000円。

 「守る会」では東京に続き、12月18日に大阪で「北送事業」を描いた映画「海を渡る友情」の上演と「北送同胞」を迎えた当時北韓迎接委員の呉基完氏(65年に韓国に亡命)を招いた講演会、パネルデイスカッションを行う。会場は大阪府中小企業文化会館。午後1時半から。

 「守る会」への問い合わせは、電話0424(23)3972へ。

(1999.11.17 民団新聞)



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