日本と韓国の自治体の長が、両国の交流拡大や地方自治などについて意見交換する初の日韓知事会議が9日、東京都千代田区の都道府県会館で開かれ、2002年W杯サッカーワールドカップ(W杯)の成功を目指し、相互協力することや、今後、同会議を2年に1回開催することで合意した。
韓国側からは日本の知事会にあたる全国市・道知事協議会の高建会長(ソウル市長)ら三つの市・道の長らが、日本側は、土屋義彦全国知事会長(埼玉県知事)、平山征夫新潟県知事など六知事らが参加した。
「幅広い交流重要」
小渕首相が高市長に強調
「第1回韓日知事会議」に出席のため来日した韓国「全国市・道知事協議会」会長の高建ソウル市長らは9日、首相官邸に小渕恵三首相を表敬訪問した。
席上、小渕首相は「両国の相互理解のためには政府レベルの交流とともに地方レベル、民間レベルの幅広い交流が重要」と述べ、同会議が両国間の一層の交流拡大につながることに期待を表明した。
(1999.11.17 民団新聞)
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