民団新聞 MINDAN
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参政権実現へオモニも一役

婦人会中央が女性議員に要望



南野・自民党女性局長(右)を訪れ、
懇談する夫順未会長(中)
と姜淑恵副会長(左)ら

■早期立法化へ協力要請

 民団が全組織を挙げて展開している永住韓国人への地方参政権獲得運動で、早期立法化実現へ婦人の立場からも積極的に要望活動を展開しようと、婦人会中央本部(夫順末会長)では、女性議員に対する陳情活動を展開した。夫会長らは22日、参院議員会館に自民党女性局長の南野智恵子参院議員を訪ねたほか、24日には、自由党の扇千景・副代表と民主党の千葉景子・男女共同参画人権総務委員長を訪れ、地方参政権の早期実現を求めたほか韓日女性親善の推進などについて懇談した。

 22日、夫会長と姜淑恵副会長、鄭月香財務部長、申恵淑総務部長は民団中央本部の徐ウォンチョル国際局長とともに、参院議員会館に自民党の南野智恵子議員を訪問した。

 席上、南野氏は「昨年の金大中大統領の訪日によって日本と韓国の関係が、最高の状態となっている」と、大統領の訪日にふれ、「女性の立場で日韓友好親善の役割を果たしていきたい」と述べた。

 また、助産婦出身の南野議員は日韓の助産婦交流も活発に行っていることを説明し、「新しい時代を迎え、両国とも様々な問題を抱えており、最も誓い隣国同士が互いに協力しあっていきたい」と語った。

 夫会長はそのためにも、足下の問題である在日韓国人への地方参政権付与を1日も早く実現してほしいし、そのためにも女性議員の立場から南野先生の協力をお願いしたい」と要請した。

 南野氏は「今後もみなさんと定期的な懇談を広げていきたい」と在日婦人会との交流拡大を図っていく意向を示した。

 婦人会中央では24日にも、自由党の扇千景・副代表と民主党の千葉景子・男女共同参画人権総務委員長を訪れ、地方参政権の早期実現を求めるほか、在日韓国婦人会と日本女性議員との交流推進を伝える。

(1999.11.24 民団新聞)



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