|
中学生・高校生の部 『優秀賞』
「ありがとう、ごめんなさい」 (李殷瑛/女/建国中1年/大阪府)
私は オンマ( 엄마 = 母)と二人暮らしをしています。 6 才で オンマとアッパ( 아빠 =父 ) と日本に来ました。それがもう 13 歳です。でも、 8 才の時にオンマとアッパが離婚しました。私はそのせいか「アッパ」と言う存在を知りません┉。だから私は小学 5 年生ぐらいまで、「オンマ、サランヘ( 사랑해 =愛しています )」オンマ、オンマと言って、一緒に寝てたぐらいです。その時は少しでもオンマの手伝いをし、言う事を素直に聞いてたと思います。でも、だんだんと大きくなるほどオンマと話すと口答えをするようになりました。そして、オンマが何かをしなさいと言ってもしません。話を聞きなさいと言っても聞きません。
しかもこの頃、学校から帰ってきたらオンマを無視して黙って自分の部屋に入る事が多いです。それでオンマが私の部屋に入って何か言うと「わかったから、はよ、出てってや!」と大きな声で言います。世の中ではこれを「反抗期」というのでしょうか ?
何故か言いたい事は素直に言えず、憎たらしい事を言ってしまいます。ああ、恐るべし反抗期。今思うとオンマは、私を一番大事に思ってくれたのに、私はなんてひどい事をしたんだろ┉と思います。
1 年生-オンマ、私達まだ日本に来たばかりで忙しかったのに、一生懸命日本語やひらがなを教えてくれたよね?オンマありがとう。
2 年生-学校でいじめがあって数え切れないほど泣いたのに、その分オンマは励ましてくれて、その上、私と一緒に立ち向かってくれたよね。オンマありがとう、絶対忘れないよ。
3 年生-オンマは仕事で忙しかったのに、私のせいで引越しして学校まで変えて、オンマは「新しい生活、楽しもうね」って言ってくれて、実はばれないように一人で嬉しくて泣いてたんだよ?オンマありがとう。
4 年生-私が勉強が出来なくて、オンマは一所懸命働いてるのに私に塾を行かせようとして普段よりも倍、一所懸命汗水が出るほど働いて塾に行かせてくれて、ありがとう。
5 年生-学校で色々問題を起こしてごめんなさい。でもオンマはいつでも私の味方だったよね。オンマに言ってないけど、本当は胸を締め付けるほど嬉しかったんだよ。オンマ本当にありがとう。
6 年生-腕の手術でオンマが病気と戦ってる時、私は傍にもいず、チング ( 友達 ) と楽しく遊んでました。本当に最低な娘だよね。オンマ痛かったよね、その時はまだ何も気付かず、やっと治ったのに「お疲れ様」の一言もかけられなくて、ほっといてごめんなさい。でもオンマは私のためにその手術した腕で一所懸命働いて、私を建国中学校に行かせてくれたよね。ありがとう。オンマのおかげで日本に来て良かったと思いました。
そして今、オンマありがとう。あとごめんなさい。オンマ私のために精一杯頑張ってくれたのに、私は何一つ何もしてないよね?だから、これからは少しずつでもいいからオンマのために頑張ります。それと、お互い頑張って幸せになろうね。オンマは私の自慢のオンマです。オンマ世界一で大好きだよ! |