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Home>> MINDAN 文化賞 2007年度受賞作品集
 

中学生・高校生の部 『入賞』

「ありがとう。が言えなくて ┉ (사랑합니다)」 (金高子/女/京都国際学園高1年/京都府)

 私の父は、私が保育園に通っていた時に交通事故にまきこまれ、今は体が不自由になり、外もろくに歩けない。でも、私が小学校低学年の頃は一緒に韓国に旅行したりして父と触れあっていたけれど、中学に入学すると同時に父と私の間には壁が出来てしまった。

 ある日突然、私は反抗期が始まり、毎日母と父の言葉を無視し続けて来た。でもそんな私を母と父は優しく見守ってくれた。私が毎日学校から帰ってくると当たり前のように一日の出来事を聞く母。そんな母を私は、「うるさい。お母さんに関係ないやん」と言って苦しめていた。その一言が母の愛情だとわからずに┉。

 私の母は毎日毎日朝から晩まで、働きながら私のお弁当まで作ってくれています。自分の事など、気にも止めず 365 日家族のために時間を費やす母に向かって、また、キツイ一言を言ってしまった。

 「何で毎日家族の為に時間を費やしてるん?お母さんにとって一体家族って何なん ? アホやし」。と、その一言を聞いた母は、生まれて初めて私の頬を叩いた。そして言った。「お母さんにとって、家族はかけがえのない存在やし、あんたは私の宝物」だと。私は黙って下を向くことしか出来なかった。

 そんな母とは裏腹に、父はどんどん私と口をきかなくなっていった。私が「体大丈夫?食べたい物ある?」と聞いても無視していた。そんな父と私は又憎んでいた。そして、「何で無視すんの?お父さん一人が痛いと思ったら大間違いやで」と言ってしまった。でも父は「ゴメン」と謝った。

 私は今まで父や母に、親孝行どころか親不孝の連続だった。ただ、反抗期という理由で大切な存在を二人とも苦しめてしまったというのは事実で、すごく後悔している。

 今まで、何一つ親孝行をした事が無かった。父や母が辛そうにしている時すら、「かわいそう」という感情一つで生きてきた。母の手伝いをしたりするのは、ごく普通の事だけど、不器用な私は、逆に父と母に苦痛を与えてしまった。こんな親不孝な私に、「生まれて来てくれて、ありがとう」と言ってくれる両親を見て、涙が溢れ出て来た。

 今、私は毎日を生きていく中で感じた事がある。それは、もう一度父と手をつなぎ、母と心から笑い合いたいという事です。そして、普通の家族みたいに一緒に旅行したり、お互いの存在を大切に出来る素敵な家族になりたいと思っています。この 15 年間私を育てくれた事を心から感謝しています。そして、今までずっと伝えられなかった言葉を言いたいと思います。

 「今まで私を育ててくれてありがとう。私を産んでくれてありがとう」

 今まで出来なかった親孝行をこれからたくさんの愛で返していきたいと思います。

 この言葉とともに┉。

 아버지 어머니 사랑합니다 . (お父さん、お母さん、 愛しています )

 지금까지 못했던 말 … 고맙습니다 . ( 今まで言えなかった言葉┉ ありがとうございます )

 
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