| 四方を幕で囲み、演者はその中に寝ころんで仮面を付けた足だけを外に出し、幕の内側から仮面と足に着けた2本の竹を動かしながら演技をする。幕の外にはもうひとりの道化役者がいて、幕の中の演者と、ふざけたやりとりをし、これに合わせてそばにいる囃方がケンガリや笛、太鼓で伴奏するという組み合わせである。
「おめえその口はナマズのように大きく、まるで大夫人の××みたいじゃないか」
「ぬかすな!唐彩朱紅で点をうったようなこの小さな唇は、晋の楊貴妃にも負けないような美唇だよ」
といったような、卑下たセリフが交わされる。
登場人物は、全て賤民で主役と、相棒のピエロ、たまには女役も登場するパターンはいつも同じだが、それらのセリフの裏には、その時々の不道徳な社会の裏面を鋭くえぐる、即興的諷刺がひそんでいるのが特徴だ。
画・文
木丁・金龍煥
|