| 干し柿は日本と同じく韓国人が好んで食べるものだが、干し柿というと私は、昔牛をさらいに農家に入った虎が、干し柿の一言で泣きやんだ赤ん坊により、同じく盗みに入った泥棒を自分より強い干し柿と思いこみ逃げるというユーモラスな韓国の有名な童話を、いつも思い出す。
私の大好きなこの干し柿の名産地は全羅南道長城郡の一帯であり、このあたりの農家では10月初旬になると全家族が庭に集まって赤く熟れた柿の皮をむき、竹串に刺して軒下に吊す作業をしているのを、どの家庭でも見ることが出来る。
この地方が韓国の干し柿の名産地であることは、昔の「東国興地勝覧」という本にも出ており、昔から今に至るまで干し柿で有名な地方だ。また、朝鮮朝時代に済州島に漂着したハーメルというオランダ人の書いた「朝鮮に来たオランダ人」という本の中にも、干し柿を食べたことが紹介されているそうだ。
画・文
木丁・金龍煥
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